2008年10月21日

結婚しなくていいですか

結婚しなっくていいですか。

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多くの女性が共感して、今とても読まれている漫画らしい、
私も、香山リカ号泣! という帯に引かれ読んでみました。

これ以上ないというぐらい、ほのぼのとした絵のトーンに、
男なし三十路半ばのすーちゃんの、ごくごく普通の日常が淡々と描かれている。
どこで泣けるのだろう? と思っていたら、主人公すーちゃんの友人のさわ子さん登場、

さわ子さんは13年間セックスをしていない、そのさわ子さんの

「あたしこのまま、ゆっくり老いていくのかな、老いていくのは仕方ないけど、ただ、セックスはしたい、あたしのこのカラダをもっと謳歌しておきたい、せめてそれくらいは後悔したくないって思う。」

という言葉にドッキリ。
この絵のトーンでこの言葉はないでしょ。
読んでいて恥ずかしくなる、しかしこの言葉で、ただのほのぼのではないリアルでシリアスなお話になっていきます。

それでもあくまでも日常の一コマ一コマなんですけどね、ぽつりぽつりと書かれる心の声が、心臓に突き刺さるのです。

全体のテーマとしては、
老後というか、30代以上の女性の将来の不安がテーマ。
すーちゃんは35歳カフェの店長で一生懸命働いていますが、計算をしてみると今の給料ではコツコツ働いても老後の資金がたりない、そもそもカフェの店長を60歳まで続けられるのかも不安になってくる。
後輩の若い女の子は社長の息子と結婚、大逆転かもとつぶやき、すーちゃんも大逆転を思い浮かべるが・・・、
宝くじしか思いつかない・・・。

ヨガ教室にかよう1万円の月謝を老後のた貯えにするか迷ったすーちゃんは、

「遠い未来が、今、ここにいあたしをきゅうくつにしている。」

とつぶやく。

おひとりさまの老後を、元気に過ごすために不可欠なのは、健康と経済力・・・でも現実は特別な能力をもって稼いでいる女性はともかく、ごく普通に、真面目にコツコツ働いたとしても、女性一人の生涯賃金では、老後のための資金には程遠い・・・・・
近くを見れば若い女の子達との差を感じてしまう・・・。
おそらく共感できる女性は多いのではないでしょうか。
私は号泣はしなかったですが、号泣きも嘘じゃないかもしれません。

すーちゃんはまだのほほんとしていたけれど、
実家でおばあちゃんの面倒をみ13年間恋人がいない40歳間近のさわ子さんの心情は切実で切なかったです。
お見合いでいい人が見つかり付き合いはじめるのですが・・・・やはり終わり方が切ない。

それと、この本には、ほんの些細なことでも人は傷つくこをを何気なく書いています。
さわ子さんが生理痛のとき、同僚の「あたし子供産んだらなおちゃった、さわちゃんも早く産んじゃいなさいよ」
の言葉に、

「女からも、日々こまごまとしたセクハラを受けているわけで、でも慣れたりしない、慣れることは許すこと、こうゆう鈍感な言葉に、傷つくことができるあたしでいたい。」

と思う場面や、

すーちゃんが、「元気で長生きがいちばん」と言ったあと、誰も好きこのんで寝たきりになったりしない、この言葉が誰かを傷つけるかもしれない、と気がつき、

「知らず知らずのうちに鈍感になっている、自分の言っていることの意味を考えなくなっている。気をつけなくちゃ。」

と思う場面に、
私も気をつけなければなと思った次第です。

この本は女性の共感をよんで大人気ということですが、
私は是非男性に読んでほしいと思う。
女性がどんな不安を抱えているのか、男性は理解してあげて欲しいと思う。



読み返したら、
さわ子さんのおばあちゃんとの話は泣けました。
そして、最後にはなんだかほんわかする本です。

秋の夜長にちょこっと読むにはお勧めの本、
こころが、ちょこっとやさしくなれると思う。

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posted by teruterufox at 01:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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