2007年02月11日

東京タワー ボクとオカンとときどきオトン

東京タワー

昨日の夜、笹塚駅のドトールの前で、TVドラマ 東京タワーの撮影が行われていました。
主役の速水もこみちさんが来ていたので、ちょっとだけ店を空けて写真を撮って戻ってきました。
この写真です。

070210.jpg

見物人もいないので、すぐ近くまで近寄ってカメラを出して撮ったら、注意されてしまた。
なので、ボケた1枚だけです。


先週は、私の住んでいる建物の真下で撮影をしていましたので上から眺めていました。
商店街で倍賞美津子が買い物をするシーンです。


有名な本だから、知っている人も多いと思いますが、
東京タワーは、
著者のリリー・フランキーの半自伝で、子供のころから亡くなるまでの母(オカン)のことを書き綴った本です。
リリー・フランキーが東京で母と住んでいたのが笹塚ボウルの七階。
そう、この東京タワーはここ笹塚が舞台なんです、だから笹塚の町のいろいろなところで撮影をしています。
映画も公開されますが、その主役はオダギリジョー 私の好きな俳優なので、オダギリさんの方が見たかったんですけどもね、そちらは撮影が終わっていてちょっと残念。

ところで、
私はドラマは全然見ていないのですが、本を読みました。
もう、号泣き! 後半はもう涙、涙で、
私も歳なのか、涙腺がゆるんでいるのか、ティッシュを用意しながら、大の大人が大泣きしながら読んでいるという、恥ずかしい状態になってしまった。

本を読んでこれだけ泣いたのは久しぶりかもしれない、
なぜこれほど泣けたのかというと、リリーさんのオカンの愛の深さに大きな感銘を受けたと共に、おそらく自分とダブるんです。
リリーフランキーが私と同じ歳ということもありますし、私も母の愛情を感じながらも、自由気ままに生きてきた、だから、読みながら自分のこども時代のこまやかな事や、自分の母親のことが脳裏に浮かんでくる。

私は母子家庭ではないけれども、今は父も他界し母一人横浜の家に住んでいます。
その母も本のオカンと同じように、「私のことは心配しなくていいから」と いい、私の心配をする。それでいて、私が何をやっているのか何を考えているのかは聞かない。
そのことにとても深く心地よい愛情を感じずにはいられない。
横浜の家に帰るといろいろな種類の料理が並ぶ、翌日帰るときはあまった料理や野菜をもっていきなさいと袋に入れてくれる。
そんな私の母親が本のオカンとダブっていきます。

私の母の人生はどんなんだったんだろうか、自分の人生をどう思っているのだろうか、
そして、そんな母に私は何をしてあげたのだろうか? と。

おそらくそれは、私だけではなく、母親から生まれたすべての人がそう感じるのではないだろうか、
だからこの本はベストセラーになり、ドラマになり映画になり演劇の題材にもなったのでしょう。
本の中のオカンの子への愛情は、普遍的に親が子供に持つ愛情なのです。

オカンの筑豊の母親 リリーさんのおばあさんが、リヤカーに魚をのせ売って歩きながら9人の子供を育てたのに、老後には一人で暮らしそして亡くなったエピソードに、親子の刹那さを感じ、別居をしている、家族を顧みないヤクザ者のオトンと離婚をしないオカンに、男と女の摩訶不思議さを感じた。
そのオトンも別居の時にオカンより自分の母をとり、今老齢の母の面倒を見ていることには普遍的なものも感じる。
明らかに、家族のなかでも夫婦の愛は親子の愛とまったく違う愛として存在しています、しかしその愛は繋がっている。
遠くに離れて生きていてもその二つの愛は絶えず繋がっているのではないだろうか。

とにかく感動した本だけれども、女性がこの本を読んだらどう思うだろうかと、フッと思った。
この本を書いたのは男であり、読んだ私も男だから特に共感したのかもしれない、でも女性が読んだらまた違う感じかたをするのではないだろうか?、男と女の違いは、母親に対する感覚も違うのではないか?と、この本を読んでそんな疑問もすこしわきました。

女性がどう感じるかそれは男の私にはわわからないけれども、少なくともこの本を読むと、男がなぜマザコンになるのか、わかるのではないかと思います。




リリー・フランキーさんの母親は2001年に亡くなっています。
私は2000年からこのお店にいるから、少し重なっていることになるので、この商店街が好きだったオカンはひょっとしたら、このお店にも寄っているかもしれない・・・・
私と話しているかもしれない・・・・・

そんなことを、フッと思ったりすると、
商店街を歩いている初老の人がみなオカンのように感じられます。
posted by teruterufox at 13:01| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。